bousai25’s blog

大阪震度6強地震を経験しました。備えを充分にしていたため、震源地近くでしたが被害は近所と比べて非常に少なかったです。私が行っていた防災を地震の経験を踏まえて解説しています。

一次防災①

 

 

 

今回は一次防災についてお話します。

 

 

・一次防災とは
地震が来た瞬間に備える」防災です。

家の中なら家具の決め方、配置や向き、固定方法、収納方法、安全な場所の確保などです。
外出中なら、エレベーターや密室に閉じ込められた時のホイッスル。

車内なら脱出ハンマーなどになります。

 

 

一つ前の記事にも書きましたが、この一次防災が1番大切なんです!

 

なぜなら、地震が起きた瞬間に生き延びることができなければ、いくら避難グッズをリュックに詰め込んでいたって、避難所生活を送ることもありません。

 

 

 

この一次防災ですが、まずは地震発生時にどこにいるかによって対応がだいぶ異なります。

自宅にいる場合、学校や会社にいる場合、通勤通学中、バスや電車の中、車の中など、自分の生活パターンを考えて、場所別にシミュレーションすることが大事です。

 

まず自宅にいる場合です。

地震が来た場合、家具や電化製品が倒れてくることや、ガラスや食器が割れて怪我をすることなどが考えられます。

このそれぞれに対策をしていく必要があります。

手につけやすい所から対策していくのも1つのやり方ですが、私としてはリスクの大きい家具の固定や撤去などからしていくことをおすすめします。

防災で大切なことは優先順位です。

命を守ることがなによりも大事です。

 

食器が割れても、怪我をするかもしれませんが、致死的になることは少ないと予測できます。

でも大型の家具の下敷きになってしまったら、最悪の事態になり得ます。

ご家庭で優先順位を考えながら命を守る防災をしてください。

 

 

 

 

 

 

家具について見直す際に考えて欲しいことがあります。

固定をしたり突っ張り棒をしたりと、倒れにくくする方法はいろいろありますが、いっそのこと家具を撤去してしまう、という方法もあります。

当たり前ですが、これが1番安全です。

家具がなければどんなに揺れても家が倒壊しない限り大丈夫です。

まずはその場所にその家具が本当に必要なのかを考えてみてください。

命と引き換えにでもそこにその家具が必要ならば仕方ありませんが、そうでなければ危険な家具は撤去を考えるべきでしょう。

 

 

とは言ってみましたが、家の中から完全に家具や物をなくすことはできないですよね。

 

なので、どうしても必要な家具は、寝室や子供部屋、家族が普段多くの時間を過ごす場所は避け、なるべく高さの低いものにし、重いものを下にいれて使用しましょう。

扉がついていたほうがいいです。

扉が開いてしまう可能性もありますが、物が出てくるまでの時間稼ぎをすることができるので、危険な家具の目の前にいても、逃げる時間を作れる可能性があるからです。

扉が開かないようにするためのグッズもあるので、それも使用するとさらに安心できます。

 

 

 

 

長くなってしまったので今日はここまでにします。

明日は家具の固定についてお話したいと思います。